ネムリラ電動の比較と違いを保育士目線で解説

あなたはネムリラ電動と手動の違いがよく分からなくて、どっちを選べばいいか迷っていませんか？

ネムリラ電動と手動の比較で寝かしつけが本当にラクになるのか、ネムリラはいつまで使えるのか、ネムリラ電動はいらないという声やネムリラは寝ないという口コミを見ると「高いお金を出して電動を買っていいのかな…」と不安になりますよね。

私自身、保育士としてハイローチェアやベビーラックを現場で使いながら、ネムリラオートスウィングなど電動モデルと手動モデル両方のメリット・デメリットを見てきました。そのうえで、私は電動と手動を徹底比較し、あえて手動を選びました。その理由と、あなたの家庭での最適解を伝えます

この記事では、ネムリラ電動と手動ベビーラックの比較ポイントや、ネムリラ電動と手動の違いによって変わる使い勝手、ネムリラはいつまで使えるかといった基本情報、ネムリラ電動はいらない派と電動推しのリアルな声などを、保育士としての経験とパパとしての実体験を交えてお話しします。

読み終わるころには、「うちの暮らしならネムリラ電動を選ぶべきか、それとも手動で十分か」がスッキリ決まるはずなので、一緒に整理していきましょう。

結論を先に知りたい方は下記の【最後に伝えたい事】へジャンプしてください。

ネムリラ電動と手動の比較と違いの基本

ここでは、ネムリラ電動と手動のベビーラックの違いを、まずは機能や価格などの基本から整理していきます。ネムリラ電動はいらないかも…と思っているあなたも、一度落ち着いて「何がどう違うのか」を押さえておくと判断しやすくなりますよ。

ネムリラの電動と手動ベビーラックの特徴

特徴	手動タイプ	電動タイプ
スイング方法	手で揺らす	自動で一定リズムで揺れる
電源の有無	不要、どこでも使える	必要、電源のある場所に限定
疲労感	長時間は腕や手が疲れる	手が疲れずラクに使える
揺れのリズム	人によって不規則になりやすい	常に一定のリズムで安定
価格	比較的安価で購入しやすい	手動より高価
向いている人	コスパ重視、横で様子を見ながら寝かしつけをしたい人	寝かしつけや家事の時間を作りたい人

ネムリラは、コンビのハイローチェア兼ベビーラックのシリーズ名で、電動オートスウィングモデルと手動スウィングモデルに大きく分かれます。

電動モデルは、ボタンひとつで一定のリズムで揺れてくれるのが特徴です。電動の一定リズムと音楽でスッと眠りに入る赤ちゃんは一定数います。一方で、使ってみると「いつも必ず寝る」というよりは、赤ちゃんによってハマる子・そこまで響かない子がいるのも事実です。

手動モデルは、シンプルに親が手で揺らすスタイル。オート機能やメロディなどは付きませんが、その分構造がシンプルで壊れにくく、自分のペースでゆらす強さや速さを変えられるのが良さです。私は保育士として何台も手動タイプを使ってきましたが、赤ちゃんの機嫌や眠気に合わせて揺れを変えられるので、むしろ手動のほうが合う場面多かったです。

ネムリラシリーズは、電動・手動どちらでも「高さ調節」「リクライニング」「テーブル取り付け」など基本機能は共通しているモデルが多いです。そのため、寝かしつけ中心で考えるなら動力の違い、食事チェアとしての使いやすさならシートやテーブル形状などを見比べるのがおすすめです。

ネムリラの電動と手動の価格とコスパ

価格は、ネムリラ電動と手動の違いがもっとも分かりやすく出るポイントです。一般的な目安として、電動モデルは手動よりも1万〜2万円以上高くなることが多いです。モデルや販売時期によって変動しますが、電動は高機能なぶん、どうしても価格帯は上がります。

一方、手動モデルは、ネムリラシリーズの中では比較的リーズナブルな位置づけです。私が自宅用に選んだのも手動タイプで、「寝かしつけの補助と食事チェアとして使えれば十分」と割り切って考えました。結果として、価格と使用頻度を考えるとかなりコスパは良かったと感じています。

価格はあくまで一般的な目安で、実際の販売価格はセールやショップ、時期によって大きく変わります。正確な価格やスペックは必ず公式サイトや販売店で確認してくださいね。

費用面が不安な場合は、ネムリラをレンタルで試してみる、期間限定で電動モデルを借りてみるという方法もあります。電動が合うかどうかを確認してから購入を検討するのも、失敗を減らすコツかなと思います。

ネムリラの電動と手動の使用シーンの違い

ネムリラ電動と手動の違いは、「いつどんな場面で使うか」をイメージすると見えやすくなります。

電動モデルが真価を発揮するのは、ワンオペの時間帯や家事を一気に片付けたいときです。夕方のいわゆる「魔の時間帯」に、オートスウィングに赤ちゃんを乗せておくと、その間に食器を洗ったり、上の子のお世話をする余裕が生まれます。保育現場でも、どうしても他の子の対応で手が離せない時に電動スウィングがあると、かなり助かる場面が多いです。

一方、手動モデルは、親が隣にいて声をかけながら揺らしてあげる時間に強いタイプです。昼間にテレビを見ながら、あるいは家族と話しながら、軽く揺らしてあげるだけでも赤ちゃんが落ち着くことがあります。私の家庭では、夜の寝かしつけは抱っこメイン、日中のぐずりや家事、食事、休憩中の一時待機場所としてネムリラ手動を使う、という使い分けがしっくりきました。

「寝かしつけを全部ネムリラ電動に任せたい」と考えるより、「抱っこや添い寝での寝かしつけをメインにしつつ、ネムリラは補助」と考えたほうが、実際の使用感に近いかなと感じています。

ネムリラの電動と手動の安全性と注意点

ネムリラ電動も手動も、基本的には安全基準に沿って作られていますが、使い方を間違えると危険になることもあります。保育士として園で説明するときにも、必ず次のようなポイントを伝えています。

電動の場合は、電源コードの位置にも注意が必要です。コードに足を引っかけると、ラックごと引き寄せてしまう可能性があるので、コンセントの位置や延長コードの取り回しは、設置前によくチェックしておきたいポイントです。

安全に関する情報は、モデルごとに細かい違いがあります。取扱説明書とメーカー公式サイトの注意事項を必ず確認し、使用環境や赤ちゃんの月齢に合わせて正しく使ってください。心配な点があれば、小児科医や助産師、地域の子育て支援センターなど、専門家にも相談してみると安心です。

ネムリラの電動と手動どちらがいつまで使えるか

ネムリラシリーズは、新生児期から4歳頃まで使えるロングユース設計のモデルが多く、スウィングとして使う期間と、チェアとして使う期間に分けて考えるのがポイントです。

スウィング機能としては、生後すぐ〜生後6カ月頃、長くても1歳前後までを目安にしているモデルが多いです。この期間を過ぎると、赤ちゃんの動きが活発になり、ゆらゆらよりも自分で動きたい気持ちが強くなることが多いですね。一方で、テーブルを付けてお食事チェアとして使う期間は、腰すわり〜3、4歳頃までしっかり続きます。

電動と手動で「いつまで使えるか」が大きく変わるわけではありませんが、電動スウィングをフルに活かせるのは、生後数カ月〜半年くらいまでの「寝かしつけゴールデンタイム」だと感じています。その期間に家事や上の子の対応がどうしても大変そうなら電動、そこまで頻繁に使わなさそうなら手動、という考え方もアリです。

使用期間の月齢や体重は、すべてメーカー公式サイトの仕様に従う必要があります。この記事で触れている月齢・年齢はあくまで一般的な目安なので、購入前に必ずご自身の検討中モデルの公式情報をチェックしてください。

【元保育士が手動を選んだ本音】

ネムリラ手動タイプ導入までの経緯

我が家がネムリラ手動タイプを導入した理由は、私が8年間保育士として働いていた時に実際に使用し、赤ちゃんをあやす事・寝かしつけるのにとても便利だと実感していたからです。
手動タイプにはいくつものメリットがあり、それを身をもって体験してきました。

一方で、妻はSNSでベビーラックがあまり紹介されていないことから「使えないのでは？」と不安を持っていました。
何度も便利さを説明した結果、最終的に 手動のベビーラック を導入することに。
実際に使ってみると、妻もその便利さに驚いていました。

我が家で活躍したシーン

要約すると、「赤ちゃんにストレスを与えたくない場面」で大活躍してくれました。

また、説明書にもあるように1回の使用は30分〜1時間程度。
これは意識して守ったわけではなく、自然とそのくらいで大人の用事が済んだり、赤ちゃんが起きて落ち着かなくなったからです。

使用してよかった事・困った事

結果として、我が家で「赤ちゃんが落ち着く居場所」を作ってくれるアイテムになりました。

操作方法は説明書にしっかり記載があり、さらに本体にもシールで操作方法が貼られていたので、すぐに解決。

ただし、説明書を見ずに使うのはNG。最初だけはきちんと説明書を読んでから使用することをおすすめします。
一度覚えてしまえば、次からは迷わずスムーズに使えました。

電動を選ばなかった理由

レビューまとめ

困ったことはありましたが、メリットの方が圧倒的に大きいと感じています。
手動ならではの「コスパ」と「シンプルな使いやすさ」で、我が家では欠かせないアイテムになりました。
そして、使用して赤ちゃんの様子を間近で観察でき、密にコミュニケーションが取れる事で、やはり電動のネムリラではなく手動を選んでよかったと実感しています。

ひとつでも当てはまるなら、手動で十分です。

ネムリラを購入しようと考えているけど、我が家ではちゃんと寝てくれるか心配な人は「ネムリラを使用した寝かしつけのコツ」の記事も書いてるのでよかったら参考にしてね！

生活スタイル別ネムリラ電動比較と違いの選び方

ここからは、ネムリラ電動と手動の違いを、実際の暮らし方や家族構成に当てはめて考えていきます。「どちらが優秀か」ではなく、「あなたの家庭ではどちらがラクになるか」という視点で見ていくのが大事なポイントです。

ワンオペや双子育児でネムリラ電動がおすすめな理由

ワンオペ育児が多い家庭や、双子・年子育児をしている家庭では、ネムリラ電動の「ちょっと手が空く時間」を生み出す力がかなり頼もしいです。保育園でも、どうしても同時にあやす子が多い時間帯は、電動スウィングのある・なしで職員の負担感が変わるなと感じることがよくあります。

例えば、夕食の準備中にぐずりがちな時間帯。電動ネムリラに乗せてオートスウィングとメロディをオンにしておくと、赤ちゃんによってはそのままスッと寝てくれることがあります。その15分〜30分のあいだに、フライパンを火にかける・洗い物を片付ける・上の子の宿題を見るなど、かなりのタスクをこなせるんですよね。

もちろん、「電動でも全然寝ない」という子もいます。ただ、「寝なくても機嫌よく座っていてくれる時間が増える」だけでも、ワンオペの体感はかなり変わります。寝かせるためだけでなく、まわりで動く家族を眺めながらゆらゆらしてご機嫌でいてくれる、という使い方も十分アリです。

初期費用を抑えたい家庭にネムリラ手動をすすめる理由

一方で、「赤ちゃんとのコミュニケーション密に取れる」「できるだけ初期費用を抑えたい」「ほかにも買いたい育児グッズがたくさんある」という家庭なら、ネムリラ手動タイプを第一候補にするのも十分おすすめです。私も実際にそのパターンで、電動にするかかなり悩んだ結果、最終的に手動を選びました。

理由はシンプルで、「赤ちゃんとのコミュニケーションを密にとれた」「電動の価格差分を、別の育児グッズや家電にまわしたかった」からです。例えば、夜中の授乳の負担を減らしてくれる調乳ポットや哺乳瓶除菌グッズなどもあるので、トータルで見て「どこにお金をかけるといちばんラクになるか」を考えると、手動ネムリラ＋別の時短家電という組み合わせもかなり現実的です。

趣味と暮らしの交差点では、スチームメイトのような時短アイテムのレビューも紹介していますが、こうした「小さなストレスを減らす道具」をいくつか組み合わせると、体感のラクさはかなり変わります。

ネムリラ手動は、電動に比べてシンプル構造で軽めなモデルも多く、掃除のときにサッと動かしやすい・壊れにくいというメリットもあります。長く使う前提なら、「ランニングコストやメンテナンスのしやすさ」も含めて考えてみると良いですよ。

賃貸や狭い部屋での電動と手動の比較と違い

ネムリラ電動と手動の違いは、部屋の広さや間取りにもけっこう影響を受けます。賃貸アパートやマンションなど、リビングがそこまで広くない場合、電動モデルのほうが本体サイズやコードの取り回しで窮屈に感じるケースもあります。

ネムリラはどのモデルもそれなりに存在感のあるサイズ感なので、「リビングに置きっぱなしにしたときのイメージ」を先にしておくのが大事です。特に電動モデルはコンセントの位置がほぼ固定になるため、置ける場所が限られがちです。

対して手動モデルは、コードがないぶん、日中はキッチン近く、夜は寝室の横…というように、生活動線に合わせてこまめに移動させやすいです。我が家でも、掃除のたびに少しずつ動かしたり、来客時だけ別の部屋に移動させたりと、柔軟に使えたのは手動ならではのメリットでした。

どちらのタイプでも、部屋の段差やラグとの境目でキャスターが引っかかりやすいことがあります。購入前に「部屋のどこを通るか」をイメージしておくと、「思ったより動かしづらい…」という失敗を減らせます。

レンタルや中古をふまえた電動と手動の比較と違い

最近は、ネムリラ電動も手動も、レンタルサービスや中古市場がかなり充実してきました。これをうまく使うと、「電動ほどじゃなくていいかな…」と迷っている人でも、納得して選びやすくなります。

例えば、出産直後〜生後3カ月くらいまではレンタルで電動モデルを試してみて、そのあと「うちの子にはそこまで必要なさそう」と感じたら、購入は手動にする、という選択もできます。逆に、レンタルでしっかり恩恵を感じたなら、そのまま同じ系統の電動モデルを購入する、という流れもアリです。

レンタルや中古を利用する場合でも、使用できる月齢や体重、連続使用時間などは必ず公式情報を確認してください。中古品は特に、取扱説明書が手元にないことも多いので、メーカーサイトからPDFをダウンロードしておくと安心です。

まとめネムリラ電動比較と違いから見える選び方

最後に、ネムリラ電動と手動の比較と違いをふまえて、選び方のポイントを整理します。

保育士としての経験と、自宅でネムリラ手動を使ってきた感覚から言うと、「楽して寝かしつけをしたい人は電動」「初期費用を抑えたい人は手動」というのが、シンプルで分かりやすい結論かなと思います。どちらが正解というよりも、あなたの家庭の「時間」と「お金」と「部屋の広さ」のバランスで選ぶイメージです。

ネムリラ電動と手動の比較や違い、いつまで使えるかなどの情報は、すべてのご家庭に当てはまるわけではなく、あくまで一般的な目安です。正確なスペックや安全情報は必ずメーカー公式サイトで確認し、気になる点があれば小児科医・助産師・子育て支援センターなどの専門家にも相談しながら、あなたの家族にとっていちばん安心できる選択をしてもらえたらうれしいです。

最後に伝えたい事

正直に言いますね。

ネムリラ電動と手動で迷っている時間、めちゃくちゃもったいないです。
あなたも分かってるはずだけど、育児って「しんどさを先延ばしにすると一気にツケが来る」んですよ。

寝かしつけでしんどい日が続いてるなら、電動にしといたほうが未来の自分が助かります。
ワンオペの日が多かったり、抱っこで腰や手首が悲鳴上げてるなら、もう電動に投資したほうがいい。
これはきれいごとじゃなくて、本当に現場で働いてきて感じたことです。

でも一方で、
「価格を抑えないと生活が苦しくなる」
「高いものを買って後悔したくない」
そんな気持ちのときは、無理して電動を買う必要なんてまったくありません。
手動でも普通に寝ます。実際、私はそれで十分だったし、何も困らなかったです。

はっきり言うけど、
“電動か手動か”より大事なのは、あなたの毎日のしんどさをどこまで軽くしたいか。
そこだけなんです。

育児のしんどさって、周りからは見えにくいし、誰も「楽をしていいよ」なんて言ってくれない。
だからこそ、自分で自分のしんどさを軽くしてあげてほしい。

電動を買ってラクになるなら、それを選んでいい。
手動で十分そうなら、それで何も問題ない。
どっちを選んでもOK。
ただし、“あなたの身体”と“あなたの気持ち”を後回しにしないでほしい。

あなたが少しでも楽になって、
赤ちゃんとの時間を笑顔で過ごせるようになるなら、
その選択が正解です。

迷ったまま動けないのが、いちばん損。
後悔しない選び方、今ならできますよ。

育児のしんどい寝かしつけから解放されたいあなたは電動が一番ラクです。

費用を抑えつつもしっかり使いたいなら、手動が一番ムダがありません。

そして、「ネムリラ以外のグッズも含めて、育児をどうラクにしていくか」を考えたいときは、調乳じょーずのような時短アイテムの詳しい解説記事もあわせてチェックしてみてください。小さな工夫の積み重ねで、育児のしんどさはちゃんと減らしていけるはずです。
ネムリラを購入した後に、安心して使いたい人は使い方のコツも書いてるのでそっちも読んでみてね！