ベビーカーの100均スマホホルダーと専用の安全な選び方
ベビーカーのスマホホルダーを100均で済ませたいな…と考えているあなたへ。
ダイソーやセリア、キャンドゥのスマホホルダーや自転車用ホルダー、ベビーカー用ドリンクホルダーを見て「これ、ベビーカーにも使えそう」と手に取ったことがある人も多いと思います。
実際、ベビーカーにスマホホルダーが付いていると、地図アプリを見たり、
保育園や家族からの連絡に気づきやすくなったりと、かなり便利なんですよね。
特にバギータイプの軽量ベビーカーだと、両手がふさがりやすいので、
走行中の視認性を上げるアイテムとして気になるところだと思います。
ただ、100均や3COINSなどのスマホホルダーは、もともと自転車や車のダッシュボード用として作られているものが多く、ベビーカーのハンドルやフレームにそのまま付けると、振動や段差でガタつきや落下防止が心配になりやすいのも事実です。
取り付け方や固定力を間違えると、スマホが落ちてしまったり、操作に意識を取られて安全がおろそかになったり、といったリスクも見逃せません。
私は保育士として8年間、園のベビーカーや、保護者の方が持ち込むベビーカーをたくさん見てきました。
その中で「100均のスマホホルダーを工夫して安全に使っているケース」と「ちょっとヒヤッとした使い方」をどちらも経験しています。
この記事では、その実体験や保育現場目線も交えながら、ベビーカーのスマホホルダーの100均活用と専用品の違いを、できるだけ分かりやすく整理していきますね。
ベビーカーのスマホホルダーを100均で代用したい人も、楽天や西松屋などで専用ホルダーを検討している人も、「自分の家庭ではどこまでなら安全に使えるか」を一緒に考えていけたらいいなと思います。
ここ、かなり気になるところですよね。
- ベビーカーのスマホホルダーを100均で代用するメリットと限界が分かる
- ダイソーやセリア、キャンドゥのスマホホルダーをベビーカーに使うときの安全な取り付け方が分かる
- 100均ホルダーと専用ベビーカー用ホルダーの違いと、どんな家庭にどちらが向くかが整理できる
- 忙しい家庭が後悔しない、スマホホルダー選びと使い方の判断基準が持てる
ベビーカーの100均スマホホルダーの利用の現実
ここでは、ベビーカーのスマホホルダーを100均で代用したときに、実際どんな使い心地になるのか、よく見かけるダイソーやセリア、キャンドゥのタイプ別に整理していきます。
便利さだけでなく、振動や落下、防犯面など、保育士として気になるポイントも正直にお伝えしますね。
ベビーカーの100均スマホホルダーでダイソーが多い理由
100均でスマホホルダーを探すと、まず目につきやすいのがダイソーのフレキシブルアーム型や車載用ホルダー、自転車用のバンド型ホルダーです。
ベビーカー専用とは書かれていなくても、パッと見「これハンドルに巻き付ければ使えそう」と感じるデザインが多いんですよね。
ダイソーが選ばれやすいのは、主に次のような理由があると感じています。
- 価格が100円〜300円台と安く、試しやすい
- 自転車用スマホホルダーなど、バーに巻き付けるタイプが多く、ベビーカーにも使えそうに見える
- スマホホルダーだけでなく、ドリンクホルダーと一体型のものもあり、ベビーカー用ドリンクホルダー代わりにしたくなる
実際、保護者の方からも「とりあえずダイソーで買ってみた」「楽天で専用ホルダーを買う前にお試ししたかった」という声をよく聞きます。最初の一歩として100均で様子を見るのは、予算面ではとても現実的な選び方だと思います。
一方で、ダイソーなどの自転車用ホルダーは、振動やスピードの想定が「自転車基準」になっていることが多く、ベビーカーのように片手操作になりやすい乗り物だと、取り付け位置や固定方法によっては扱いづらさを感じることもあります。
ダイソーなど100均のスマホホルダーは、商品名やパッケージをよく確認すると「自転車用」「車内用」「卓上用」と用途が書かれていることが多いです。ベビーカー用の記載がなければ、あくまで代用品としての使用になるので、自己責任で安全を最優先に考える必要があります。
ベビーカーの100均スマホホルダーセリアの代用品の特徴
セリアやキャンドゥでよく見かけるのは、強力クリップ型のスマホホルダーや、シリコンバンドでスマホを固定するタイプです。
これらも、ベビーカー専用品ではなく、車載用や卓上用として売られているものが中心です。
強力クリップ型の特徴は、取り付けが簡単で、ベビーカーのハンドルだけでなく、幌やテーブル、フレームの縁にも挟めるところです。
ただし、保育士目線で見ると、次の点には注意してほしいなと感じます。
- ハンドルグリップが柔らかい素材だと、クリップの力で凹んだり、傷がつくことがある
- 走行中、段差や点字ブロックの振動でクリップごと回転してしまうことがある
- 幌や薄い布部分に挟むと、重さでずり落ちやすい
一方、シリコンバンド型は、スマホをぐるっとバンドで固定してから、ベルトやバンドでバーに巻き付けるタイプが多いです。
ベビーカーのハンドルがD型や楕円形でも巻き付けやすいのはメリットですが、単体だとどうしても「きっちりホールドしている安心感」が弱くなりがちです。
強力クリップ型もシリコンバンド型も、スマホのサイズやケースの厚みによっては、規定外の使い方になってしまうことがあります。特に大きめのスマホや手帳型ケースを使っている場合は、無理に挟んだり引っ張ったりせず、実際の装着感をよく確認してから使うようにしてください。
ベビーカーの100均スマホホルダーは自転車用流用が多い背景
100均のスマホホルダーをベビーカーに流用しようとするとき、多くの人が手に取るのが自転車用ホルダーです。
ラバーバンドでがっちり固定するタイプや、ベルトでハンドルに巻き付けるタイプなど、ベビーカーにもくるっと巻くだけで使えそうですよね。
自転車用を流用したくなる背景には、こんな事情があると感じています。
- ベビーカー専用スマホホルダーは1,500円〜4,000円台が多く、いきなり買うにはちょっと勇気がいる
- 自転車用ホルダーは100均でも見つかりやすく、「まずはお試し」として心理的ハードルが低い
- ベビーカーと自転車、どちらにも兼用したいというニーズがある
ただ、自転車用ホルダーをベビーカーに使う場合は、「取り付け位置」と「振動の伝わり方」が全く別物だということを意識してほしいなと思います。
自転車は前輪側に取り付けることが多いのに対して、ベビーカーはほぼ必ずハンドル側です。
そのため、段差やブレーキの衝撃が、ダイレクトにスマホに伝わりやすくなります。
また、保育士として園外保育に出るとき、ベビーカーを押しながらスマホ画面を見続ける行為は、交通状況や足元への注意が一気に落ちるので、やはりおすすめできません。
自転車用を流用するときも、「走行中は音声案内だけ」「画面を見るのは停車中だけ」といった、自分なりのルールを決めておくと安心です。
ベビーカーの100均スマホホルダーの振動と走行リスク

100均のスマホホルダーで一番気になるのが、振動と走行中のリスクです。
特にフレキシブルアーム型や、関節が多いタイプのホルダーは、
ベビーカーに取り付けると、段差を越えたときにアーム全体がブルブルと揺れやすくなります。
この「揺れ」が何に影響するかというと、主に次の3つです。
- スマホが見づらくなり、つい画面に目を近づけてしまう
- アームの付け根や関節部分が緩みやすくなり、最悪の場合スマホごと落下する
- 長時間の振動で、スマホ内部のカメラの手ぶれ補正機構などに負担がかかる可能性がある
特に最近のスマホは、カメラの性能が上がっているぶん、精密な部品も増えています。振動による影響は機種や使い方によって違いますが、長時間ガタガタ揺らし続けるような使い方は、あくまで一般的な目安として避けた方が安心かなと感じています。
ベビーカーでの走行は、砂利道や段差、点字ブロックなど、思った以上に振動が多い場面があります。100均ホルダーを使うときは、段差ではスピードを落とす、長時間の連続使用は避けるなど、「スマホより子どもの安全を優先する」意識を忘れないでください。
正確な情報はスマホメーカーや公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
ベビーカーの100均スマホホルダーに口コミが割れる理由

ネットやSNSで「ベビーカー スマホホルダー 100均」と検索すると、口コミがきれいに二分されていることに気づくと思います。
「十分使える」「コスパ最高」といった声もあれば、「すぐ緩む」「スマホが落ちてヒヤッとした」という声も同じくらい見かけます。
保育士としていろいろな家庭のベビーカーを見てきて感じるのは、次のような条件の違いで「評価がガラッと変わる」ということです。
- 使っているベビーカーのタイプ(A型・B型・バギー・3輪など)
- 路面環境(ショッピングモール中心か、段差や坂道の多い街中か)
- スマホの重さやサイズ、ケースの有無
- 取り付け方(ハンドル中央か端か、縦付けか横付けか)
例えば、ショッピングモール中心で、比較的ゆっくり押せる環境なら、100均ホルダーでも「全然問題なく使える」と感じやすいです。
逆に、坂道が多い地域や、舗装されていない道を通る必要がある家庭では、同じホルダーでも「ちょっと怖いな」と感じる場面が増えます。
口コミを読むときは、ホルダーそのものの評価だけでなく、「どんなベビーカー」「どんな道」で使っているかをセットで想像してみると、自分の家庭に合うかどうか判断しやすくなります。
ベビーカーの100均スマホホルダーの落下防止DIY術
100均のスマホホルダーをベビーカーで使う上で、私が保育士として絶対におすすめしたいのが「二重固定」です。これは、ホルダーが壊れてもスマホが地面まで落ちないように、別ルートでスマホをつないでおくやり方です。
最低限やっておきたい二重固定
私がよく提案しているのは、次のような簡単なDIYです。
- 100均のキーチェーンやストラップ、マジックテープ付きの結束バンドを用意する
- スマホケースのストラップホール、またはリングに片側を取り付ける
- もう片側を、ベビーカー本体のしっかりしたフレーム(ハンドルではなく支柱部分)に結びつける
コードの長さは、スマホが地面に届かない程度の短さにしておくのがポイントです。これだけでも、ホルダーから外れた瞬間に「ガシャーン」といくリスクをかなり減らすことができます。
取り付け部のガタつきを減らす小技
もう一つよく使うのが、「隙間を埋める」テクニックです。クランプやクリップとベビーカーのフレームの間に、薄いゴムシートやスポンジ、フェルトを挟むだけでも、振動によるガタつきがかなり変わります。
100均の滑り止めシートや、引き出し用のクッションシートなどを小さく切って使うと、コスパ良く試せます。ただし、厚みを入れすぎると固定力がかえって弱くなることもあるので、少しずつ調整してみてください。
結束バンドを使うときは、ベビーカーの可動部品や、安全ベルトの動きを邪魔しない位置にだけ使うようにしてください。
フレームの改造や、メーカーが想定していない締め付け方をすると、破損や保証対象外につながる可能性もあります。正確な情報は各ベビーカーメーカーの公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
ベビーカーの100均スマホホルダーを使う前の判断基準
ここからは、「100均で十分な家庭」と「専用ホルダーの方が安心な家庭」を見分けるための判断基準を整理していきます。
価格だけでなく、生活パターンやベビーカーの使い方、スマホの値段や重さも含めて考えると、自分に合った選び方が見えてきますよ。
ベビーカーの100均スマホホルダーと専用品の比較ポイント

100均ホルダーと専用ベビーカー用スマホホルダーを比べるとき、私が特に大事だと感じているポイントは次の4つです。
- 振動吸収性能(アーム・クッション・素材の違い)
- 取り付けやすさ(工具不要か、ワンタッチで外せるか)
- 耐久性(屋外での紫外線・温度変化への強さ)
- 保証やサポート(製品の不具合があったときの対応)
専用品は、ベビーカー用ドリンクホルダーとスマホホルダーが一体になっているものも多く、段差での揺れに配慮した作りになっています。
価格は高めですが、「長く使う前提」なら、結果的にランニングコストが抑えられるケースも少なくありません。
一方で、100均ホルダーは「とりあえず一度試してみたい」「使うのは週末のお散歩程度」という家庭には相性がいいです。
ただ、落下防止の二重固定や、取り付け位置の工夫など、ユーザー側の手間がどうしても増えるのも事実です。
ざっくり言うと、100均ホルダーは「安く試せるけれど工夫が必要」、専用品は「初期費用はかかるけれど、安心と手間の少なさを買う」というイメージです。
もしあなたが「落下が心配」「長く使いたい」と思うなら、専用ホルダーを一度チェックしてみるのもありです。100均で試すのも良いけれど、安心や手間の少なさを買う、という選択肢もあるんですよね。実際に私は保育現場でも専用品の方が「結果、ラクだった」という声を多く聞いてきました。あなたの使い方に合うものを見つけてみてください。
ベビーカー全体の快適グッズとのバランスをより考えたいときにベビーカーグッズ完全ガイド!快適と安全を整えるコツも合わせて読んでもらえると、全体像がつかみやすいと思います。また、おもちゃの付け方についてのガイドもありますので参考にしてみてください。
ベビーカーの100均スマホホルダーの安全チェックリスト

100均のスマホホルダーをベビーカーで使う前に、最低限チェックしてほしいポイントを、簡単なリストにまとめてみました。
お出かけ前の「安全点検」として、頭の中でサッと確認してもらえるとうれしいです。
- スマホの重さとサイズが、ホルダーの対応範囲内か
- 取り付け位置が、ベビーカー操作の邪魔になっていないか
- ホルダーとフレームの間にガタつきや隙間がないか
- 段差を越えたときに、アームやクリップが大きく揺れすぎないか
- セーフティコードなど、落下時の「最後の守り」が用意されているか
チェックしていて少しでも不安を感じたら、無理に使わない判断も大切です。スマホよりも、お子さんとベビーカーの安全が何より優先です。気になる点があるときは、ベビーカーメーカーや公式サイトの注意書きも確認しておきましょう。
ベビーカーの100均スマホホルダーのおすすめ活用シーン

ここまで読むと、「じゃあ結局100均ホルダーはダメなの?」と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
保育士として見てきた中でも、条件が合えば100均でも上手に使っている家庭はたくさんあります。
私が「ここなら100均ホルダーでも比較的安心して使いやすい」と感じているシーンは、次のような場面です。
- ショッピングモールや駅ビルなど、ほぼフラットな屋内が中心のお出かけ
- 近所のスーパーまでの短距離で、段差が少ないルート
- スマホは地図や連絡確認がメインで、長時間の動画再生はしない
- ベビーカーは比較的しっかりしたA型や、サスペンション付きのモデル
逆に、
「坂道が多い住宅街」「未舗装の公園」「通勤時間帯の人混みが激しい駅構内」
などは、100均ホルダーにとってはかなりハードな環境です。
その場合は、専用ホルダーや、そもそも走行中はスマホを出さず、ポケットやバッグにしまっておくという選択も検討してみてください。
ベビーカーの重さやタイプ選びを含めた全体のバランスは、ベビーカー6キロ重いは本当?保育士が伝える判断基準でも詳しく整理しています。荷物が多い家庭ほど、スマホホルダー以外の部分との兼ね合いが大事になってきます。
ベビーカーの100均スマホホルダーで後悔しない買い方
「せっかく買ったのに、すぐ使わなくなった…」という後悔を減らすために、100均ホルダーを選ぶときのポイントをまとめておきます。
買う前にイメージしておきたいこと

- どのベビーカーに、どの位置で使いたいか(ハンドル中央・端・フレームなど)
- 主な用途は地図アプリか、連絡確認か、動画か
- 1週間のうち、どれくらいの頻度でベビーカーを使うか
このイメージを持った上で、売り場では次の点を確認してみてください。
- 取り付け方式(クリップ・ベルト・バンド)の違いと、自分のベビーカーに合いそうか
- 対応スマホサイズの目安が書いてあるか
- 実際に手に持ってみて、ぐらつきやヒンジの緩さが気にならないか
「とりあえずなんとなく」で買うのではなく、「この使い方ならお試しでいけそう」と具体的に想像してから選ぶと、後悔がグッと減ります。
忙しい家庭にとってのベビーカーの100均スマホホルダーの最適解まとめ
最後に、忙しい家庭にとってのベビーカーのスマホホルダー100均活用の「落としどころ」を、保育士としての視点も含めてまとめておきます。
- 100均ホルダーは「急ぎで必要」「まずは試したい」というときの一時的な選択肢としてはアリ
- ベビーカーのスマホホルダーを100均で使うときは、二重固定や取り付け位置の工夫など、安全対策をセットで考える
- 段差が多い道や長時間のお出かけ、スマホが高価な機種の場合は、専用品を前向きに検討した方が安心
- 「走行中は画面を見ない」「操作は停車中だけ」というマイルールを決めておくと、ヒヤッとする場面が減る
育児って、ただでさえ時間も気力も削られますよね。
だからこそ、ベビーカー周りの道具は「気になる小さなストレス」を減らせるものほど価値があります。100均で工夫するのも素敵。
でも、「子どもの安全」「自分の心の余裕」を優先したい日には、安心できる専用品に頼るのも、十分立派な選択です。
あなたとお子さんが、少しでも安心してお出かけできるように。
いま気になっているスマホホルダー、ぜひあなたの生活に合う形で取り入れてみてくださいね。
ベビーカーの盗難や置き場所が不安なときは、位置情報タグを使った対策も有効です。気になる方は、ベビーカー盗まれる前に!エアタグでできる簡単盗難防止術もチェックしてみてくださいね。
この記事でお伝えした内容は、あくまで一般的な目安と、保育士としての経験に基づく見解です。お使いのベビーカーやスマホ、スマホホルダーの仕様によって安全性は大きく変わります。正確な情報は各製品の公式サイトや取扱説明書をご確認のうえ、最終的な判断は専門家やメーカー窓口にも相談しながら進めていただくことをおすすめします。


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