ベビーカーグッズ完全ガイド!快適と安全を整えるコツ
ベビーカーグッズを調べてみると、
ベビーカー便利グッズやベビーカーグッズおすすめ、
ベビーカー暑さ対策やベビーカー防寒グッズ、レインカバーや収納グッズ、
フックやおもちゃストラップ、ドリンクホルダー、シートやフットマフ、虫除けネット、
さらには100均のベビーカーグッズまで、本当にたくさんの情報が出てきますよね。
「結局、何から揃えればいいの?」
「どこまで必要で、どこからがただの自己満足なんだろう…」
と迷っているあなたは、とても多いと思います。
保育士として8年間、毎日ベビーカーと赤ちゃんに関わってきた感覚でいうと、ベビーカー本体よりもグッズの選び方で、外出のラクさと安全性が大きく変わります。
この記事では、ベビーカーグッズを「なんとなく便利そうだから」ではなく、赤ちゃんの月齢や季節、外出シーンに合わせて、ベビーカーシートやフットマフ、ドリンクホルダーや収納グッズ、レインカバーや虫除けネットなどをどう組み合わせていくかを、できるだけわかりやすく整理していきます。
ベビーカーグッズを一気に揃える必要はなくて、最初は最低限、そこからベビーカー暑さ対策やベビーカー防寒グッズ、雨の日用のレインカバー、荷物の多い日の収納アイテムなど、あなたの暮らし方に合わせて少しずつ足していけば大丈夫です。
ここでは保育園現場で「よく使われていたもの」「正直あまり出番がなかったもの」も正直にお話ししていくので、気になるところだけ拾い読みしてもらって大丈夫ですよ。
- ベビーカーグッズを最低限から優先順位をつけて選ぶコツ
- 季節ごとの暑さ対策・防寒対策に向いたベビーカーグッズの使い方
- 荷物が多い日に頼れる収納グッズと、注意したいベビーカーフックの安全性
- あなたの家庭に合うベビーカーグッズの揃え方と買いすぎ防止の考え方
※季節のグッズや便利グッズについては、他の記事で詳しく紹介していますので、気になる方は本文の中に貼ってあるリンクから見てください。
ベビーカーグッズで作る外出環境
ここでは、ベビーカーグッズを「お散歩のおまけ」ではなく、家の外にもうひとつの育児スペースを作るための道具として整理していきます。初めて揃えるときの考え方から、A型・B型ベビーカーでの違い、実はそこまでいらなかったなと感じたグッズまで、保育士目線で率直にまとめていきます。
初めて選ぶベビーカー便利グッズ

ベビーカーグッズを初めて揃えるときは、あれもこれも欲しくなりがちですが、まずは「快適・衛生・安全」の3つを押さえると選びやすくなります。保育園でも、最初に整えるのはこの3つの軸です。
最初にあると安心な基本セット
私が「まずここからでOK」と思っているのは、次のようなベビーカー便利グッズです。
- 洗いやすいベビーカーシート(クッション兼用のマット)
- よだれ・汗対策のベルトカバー
- 雨や風から守るレインカバー
- ペットボトルやマグ用のドリンクホルダー
- おもちゃの落下防止用おもちゃストラップ
- 最低限の荷物が入るベビーカーオーガナイザー
このあたりが揃っていると、暑さや寒さが本格化する前の時期でも、外出のストレスがかなり減ります。特にベビーカーシートとベルトカバーは、汗や食べこぼしで汚れやすいところを守ってくれるので、ベビーカー本体を丸洗いしなくても、シートとカバーだけ洗えばOKという状態を作れるのが大きいです。
「あると便利」が本当に役立つのはいつ?
ベビーカー便利グッズの中には、月齢が進んでから活躍するものも多いです。例えば、フットマフやモコモコの冬用シートは、冬の防寒グッズとしては心強いですが、生後すぐよりもお出かけ時間が長くなる生後6か月以降に活躍することが多いです。
最初から全部揃えようとせず、「今の月齢と季節で困っていること」から逆算して足していくと、ムダ買いが減っていきますよ。
失敗しないベビーカーグッズおすすめ
「おすすめ」と書かれているベビーカーグッズをそのまま信じて買ってみたら、ベビーカーにうまく付かない、結局ほとんど使わなかった…という声もよく聞きます。失敗を減らすには、商品そのものよりも、先に「使う場面」を具体的にイメージしておくことが大事です。
おすすめグッズは「シーン」で選ぶ

保育士として親御さんにアドバイスするときは、次の3つのシーンに分けて考えてもらっています。
- 徒歩圏内の近所のお散歩やスーパー
- 電車や車でのお出かけ・長時間移動
- テーマパークや旅行など、荷物の多いイベントの日
例えば近所使い中心なら、そこまで大容量の収納グッズはなくても大丈夫で、ベビーカーオーガナイザーと小さめのドリンクホルダーがあれば足りることが多いです。一方、テーマパークや旅行が多い家庭では、ベビーカーアンダーバッグのように、下にしっかり荷物が載せられるグッズがあると助かります。
純正グッズと汎用グッズのバランス
ベビーカーグッズには、メーカー専用の純正品と、どのベビーカーにも合いやすい汎用タイプがあります。私の感覚では、固定力やフィット感が安全に直結するレインカバーやフットマフは純正を優先し、ドリンクホルダーやおもちゃストラップなど柔軟に使えるものは汎用タイプで十分、というバランスがちょうど良いかなと思っています。
価格や耐荷重などの数字は、あくまで「目安」でしかありません。正確な情報は公式サイトをご確認ください。安全面で不安がある場合や、装着方法に迷う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
快適重視のベビーカーアクセサリー

ベビーカーアクセサリーの中でも、赤ちゃんの機嫌に一番影響しやすいのが「座り心地」と「温度」です。ここが整っていると、移動中にぐずる回数がぐっと減ります。
シートとマットで“座り心地”を調整
保育園でも、ベビーカーシートとマットは季節や子どもの体格に合わせてこまめに変えます。クッション性のあるマットは段差のガタガタを和らげてくれますし、通気性の良いメッシュシートは汗ムレ対策に欠かせません。
- 洗濯機で丸洗いできるかどうか
- 乾きやすい素材かどうか
- ベビーカーのベルト穴の位置に合うかどうか
- 夏はメッシュ、冬はフリースなど季節に合った素材かどうか
温度調節には季節グッズをプラス

夏場は冷感シートや保冷シート、携帯扇風機などでベビーカー暑さ対策をし、冬はフットマフや防寒ケープ、ブランケットクリップなどのベビーカー防寒グッズを組み合わせていきます。
大事なのは、「着せすぎ」「温めすぎ」を避けて、こまめに調整できるようにしておくことです。ベビーカー内は、大人が思っている以上に暑くなりやすいので、首元や背中に手を入れて温度をチェックしてあげてくださいね。
A型B型別ベビーカーグッズ選び
A型ベビーカーとB型ベビーカーでは、向いているグッズも少し変わります。保育士として子どもたちを乗せてきた感覚から、それぞれに合いやすいグッズを整理してみます。
A型ベビーカーに合いやすいグッズ
A型は新生児から使えるタイプが多く、リクライニングやクッション性がしっかりしている分、重量も重め。赤ちゃんをしっかり守りつつ、親の負担を減らすグッズを優先すると良いです。
- クッション性の高いシート・マット
- ヘッドサポートや肩ベルトカバー
- 密着しすぎない通気性の良いレインカバー
- 安定感のあるドリンクホルダー
また、A型は折りたたみがやや大きくなりがちなので、収納グッズを付けすぎると玄関や車のトランクで「しまいにくい」と感じることもあります。日常的にどこに置くかも一緒にイメージしておくと安心です。
B型ベビーカーに合いやすいグッズ
B型は軽量でコンパクトなものが多いので、「軽さ」を活かしたまま快適さを足していくイメージでグッズを選ぶとバランスが良くなります。
- 薄手のメッシュシート(夏場の短時間利用に◎)
- コンパクトにたためるレインカバー
- 軽量なベビーカーオーガナイザー
- 使わないとき外しやすいドリンクホルダー
B型はフレームが華奢な分、荷物の掛けすぎや重心の偏りには要注意です。特にベビーカーフックを使う場合は、後ろに引っ張られやすいので、後述する安全ポイントも必ずチェックしておいてください。
実はいらないベビーカーグッズ

保育園でたくさんのベビーカーグッズを見てきて、「これはケースによってはあまり出番がなかったな…」と感じたものもあります。もちろん家庭によって違いますが、「とりあえず買う」よりも、「本当に使うか?」と一度立ち止まってみるのがおすすめです。
見た目重視の装飾グッズ
リボンやチャームなど、完全に装飾目的のベビーカーグッズは、子どもが成長すると意外と邪魔になったり、引っ張って遊んでしまったりすることもあります。見た目を楽しむのは素敵ですが、赤ちゃんが口に入れたり、紐が首に絡んだりしないかは必ずチェックしてください。
同じ用途のグッズをダブって購入
フットマフと厚手の防寒シート、ブランケットをそれぞれ2〜3枚…というように、同じ役割のものをたくさん集めてしまうと、結局使うのはお気に入りの1〜2個だけ、ということも多いです。
- 「お出かけ1回分のセット」を紙に書き出してみる
- すでに持っているもので代用できないか考える
- レンタルやおさがりが使えるかもチェック
ベビーカーグッズは「全部あって完璧!」よりも、あなたの生活スタイルに合うものだけを厳選した方が、片付けもラクで続けやすいですよ。
シーン別ベビーカー用グッズ戦略
ここからは、季節や天気、外出シーンごとに、どんなベビーカーグッズを組み合わせると快適で安全に過ごせるかを整理していきます。夏の暑さ対策、冬の防寒、雨の日のレインカバー活用、荷物が多い日の収納グッズなどを、具体的なイメージが湧くように紹介していきます。
夏の暑さ対策ベビーカー用グッズ

夏のベビーカーは、地面に近いぶん大人よりも暑くなりやすく、熱中症リスクも高くなります。保育園でも、ベビーカーでのお散歩は時間帯やルートをかなり慎重に選びます。それに加えて、ベビーカー暑さ対策グッズで「冷やす・風を通す・日差しを避ける」の3つを意識していきましょう。
冷やしすぎない保冷シート・クールシート
保冷シートやクールシートは、背中やお尻部分に保冷剤を入れて使うタイプと、接触冷感素材・メッシュ素材でムレを軽減するタイプがあります。赤ちゃんの背中に保冷剤が直接当たらないようにすること、冷えすぎを防ぐために連続使用時間を決めておくことが大切です。
| グッズ | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 保冷シート | 短時間でしっかり冷やせる | 冷やしすぎ防止に時間管理が必要 |
| メッシュシート | ムレにくく普段使いしやすい | 猛暑日は単体だと物足りないことも |
携帯扇風機とサンシェードの組み合わせ
携帯扇風機やファン付きシートは、風を送って汗を乾かし、体感温度を下げるのに役立ちます。このとき、羽根やファン部分に指が入らない設計かどうかは必ずチェックしてください。ベビーカーに固定するクリップ付きタイプだと、向きの調整もしやすいです。
また、サンシェードや大きめの幌で日差しを遮るときは、風通しまでふさいでしまわないように注意が必要です。顔の前を完全に覆ってしまうと、熱がこもりやすくなるので、横や下の空気の通り道を意識してみてくださいね。
- 日中の気温が高い時間帯はできるだけ避ける
- こまめに水分補給と休憩を取る
- 赤ちゃんの様子が少しでもおかしいと感じたらすぐに涼しい場所へ
暑さや体調に不安があるときは、無理に長時間の外出をしないでください。気温や熱中症の危険度については、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
冬の防寒に役立つベビーカーグッズ

冬のベビーカーは、とにかく「風」と「寒暖差」が大敵です。保育士としては、厚着をさせすぎるよりも、フットマフや防寒ケープ、ブランケットクリップなどのベビーカー防寒グッズを重ねて調整できるようにしておくのが安心だと感じています。
フットマフとブランケットの使い分け
フットマフは、一度装着してしまえばとても暖かく、足元まですっぽり覆ってくれる心強い防寒グッズです。ただ、ショッピングモールや電車の中では暑くなりすぎることもあります。そんなときは、フットマフ+薄手のブランケットという重ね技が便利です。
ブランケットは、ブランケットクリップでベビーカーのフレームに留めておくと落下防止にもなります。寒いときは足元までしっかりかけ、暖かくなってきたら少しずつ外していく、という調整がしやすいですよ。
防寒ケープとレインカバーのダブル使い
ベビーカー用の防寒ケープやベビーケープは、抱っこ紐と併用できるタイプも多く、1枚持っておくと長く使えます。さらに風が強い日や雪まじりの雨の日は、レインカバーを風よけとしてプラスすると、体感温度がかなり変わります。
ベビーカーの寒さ対策やブランケットの付け方、防寒アイテムの重ね方をもっと細かく知りたい場合は、同じサイト内の冬のベビーカー寒さ対策とブランケットの付け方を解説した記事も参考になると思います。
雨の日レインカバーとベビーカーグッズ
雨の日のベビーカーは、「濡らさないこと」だけでなく、「視界」と「換気」も大切です。レインカバーを使うときは、ベビーカーグッズの配置も少し調整してあげると、赤ちゃんもあなたもラクになります。
レインカバーはフィット感と換気がポイント
レインカバーは、ベビーカーの形に合っているかどうかで使い勝手が大きく変わります。純正のレインカバーはフィット感が良く、雨風の侵入も少ないので、雨の日によく使う予定があるなら純正を優先するのもありだと思います。
同時に、前面や側面に開閉できる窓があるか、通気用のメッシュ部分があるかもチェックしておきたいポイントです。完全に密閉すると、どうしても内側が曇りやすくなり、暑くもなりやすいので、少しだけ開けて風を通す工夫もしてみてください。
荷物とグッズの配置を見直す

レインカバーをつけるときは、ベビーカーオーガナイザーやドリンクホルダー、ベビーカーおもちゃストラップの位置も見直しておくとスムーズです。
- 濡らしたくない荷物はアンダーバッグよりオーガナイザー側へ
- ドリンクホルダーはレインカバーに引っかからない位置に
- おもちゃは濡れにくい位置に吊るし直す
雨の日はどうしても動きが制限されるので、乗せ降ろしのときにサッと開閉できるかをイメージしながら配置を考えてみてくださいね。
収納力抜群ベビーカー収納グッズ100均
ベビーカー収納グッズは、ベビーカーオーガナイザー、アンダーバッグ、ベビーカーフックなど種類が豊富です。100均のベビーカーグッズも上手に組み合わせると、コスパ良く使いやすい収納を作ることができます。
オーガナイザーとアンダーバッグの役割分担

私が保護者の方におすすめしているのは、オーガナイザー=頻繁に使うもの、アンダーバッグ=重くて頻度の低いものという使い分けです。
- オーガナイザー:スマホ、財布、ティッシュ、除菌シート、マグなど
- アンダーバッグ:着替え、オムツ、ブランケット、買い物したものなど
この2つがしっかりしていると、ベビーカーフックに頼らなくても、かなりの荷物を安定して載せられるようになります。
100均グッズの上手な使い方
100均のベビーカーグッズは、サブ的に使うととても便利です。例えば、帽子クリップやおもちゃストラップ、簡易的なドリンクホルダーなどは、「無くしたら困るメイン」ではなく「予備」として使うと安心です。
- 耐荷重の目安を必ずチェックする
- ベルトや金具の縫い付けが甘くないか確認する
- 力をかける前に、手で軽く引っ張ってみて強度を確かめる
安全に関わる部分は、できるだけ信頼できるメーカー品をメインにして、100均は補助的に使うイメージがおすすめです。
100均のスマホホルダーの使い方についての記事は「ベビーカーの100均スマホホルダーで失敗しない7つの選び方」を参考にして、あなたに合ったスマホホルダーを見つけてください。そして、ベビーカーのおもちゃの付け方・使い方徹底ガイドについても記事がありますので見てください。
ベビーカーフックは便利だけど慎重に
ベビーカーフック使用時の注意
ベビーカーフックは、買い物袋や荷物をサッとかけられて本当に便利ですが、後ろに重心がかかることでベビーカーが後方に転倒しやすくなるという大きなリスクもあります。
- 重い荷物を長時間かけっぱなしにしない
- 子どもを降ろす前に、先に荷物を降ろす習慣をつける
- 耐荷重はあくまで目安として、それ以下の重さで運用する
ベビーカーの構造やずり落ち対策など、安全面をより深く知りたい場合は、同サイト内のアップリカのベビーカーのずり落ち対策を解説した記事も参考になると思います。
ベビーカーグッズで整える快適外出
最後に、ここまでの内容をまとめておきます。ベビーカーの快適さや安全性は、ベビーカーグッズの選び方と使い方で本当に大きく変わります。
まずは、ベビーカーシートやベルトカバー、レインカバー、ドリンクホルダー、おもちゃストラップ、オーガナイザーといった「基本のベビーカーグッズ」を揃えて、外でも家の延長のように過ごせる環境を作っていきましょう。そのうえで、夏は保冷シートや携帯扇風機、サンシェード、虫除けネットなどの暑さ対策グッズ、冬はフットマフや防寒ケープ、ブランケットクリップなどの防寒グッズを、季節に合わせて少しずつ足していけば大丈夫です。
また、ベビーカー収納グッズや100均のベビーグッズを上手に組み合わせれば、荷物が多い日でも「どこに何があるか」がわかりやすくなり、あなたの負担もぐっと軽くなります。大切なのは、グッズの数ではなく、あなたの暮らし方と子どもの成長に合っているかどうかです。
ベビーカーグッズ選びに正解はありませんが、保育士としての経験から言えるのは、少しずつ試しながら「わが家のベスト」を見つけていくのが、一番ストレスが少ないやり方かなということです。気になるところから、無理のないペースで取り入れてみてくださいね。


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