ベビーカーA型B型の切り替え完全ガイド
ベビーカーA型B型の切り替えについて検索していると、A型ベビーカーはいつからいつまで使えるのか、B型ベビーカーはいつから乗せていいのか、何歳まで使うのか、AB型ベビーカーとの違いは何か…いろいろな情報が出てきて、正直こんがらがってきますよね。
「いつA型からB型に切り替えるべき?」「A型ベビーカーは何歳まで使っていい?」「B型ベビーカーはいつから使える?」「2台目ベビーカーは本当に必要?」といった疑問も、ベビーカーの購入や買い替えを考え始めたタイミングで気になる事やチェックしたいポイントがどんどん増えていきがちです。
私自身は、保育士として8年間、子どもたちや保護者と関わりながら、
A型ベビーカーからB型ベビーカー、バギータイプまで、さまざまなベビーカーで送迎される姿を見てきました。
その中で感じるのは、「ベビーカーA型B型の切り替えに正解はひとつではなく、子どもの発達段階と家庭のライフスタイルを掛け合わせて考えるのがいちばん安心」ということです。
この記事では、
・A型B型AB型ベビーカーのざっくりした違い
・いつからいつまで使うのかの一般的な目安
・切り替え時期を考えるときのチェックポイント
・共働き家庭や保育園送迎ならではの視点などをまとめていきます。
読み終わるころには、
「うちの生活スタイルなら、このタイミングでA型からB型に切り替えよう」
「A型を長く使って、B型はセカンドベビーカーとして軽量タイプにしよう」
など、あなたの家庭に合ったイメージがかなりハッキリしてくるはずです。
- ベビーカーA型B型AB型それぞれの特徴と違い
- A型ベビーカーとB型ベビーカーをいつからいつまで使うかの目安
- ベビーカーA型B型の切り替え時期を決める具体的なチェックポイント
- 共働きや保育園送迎などライフスタイル別の現実的な選び方
※このページではメーカーを問わず、A型・B型・AB型全体の違いと切り替え方をまとめています。
アップリカなど特定ブランドの「何キロまで」「いつから」などの詳しい数字は、別記事で詳しく解説しています。
ベビーカーA型B型の切り替え基本
ここでは、ベビーカーA型B型の切り替えを考えるうえで知っておきたい「そもそもの違い」と「いつからいつまで使えるか」の一般的な目安を整理していきます。
A型・B型・AB型ベビーカーの特徴を押さえつつ、月齢や体重、発達段階によってどんな乗せ方が安全なのかを、保育士としての経験もまじえながらお話ししていきますね。
A型B型とAB型ベビーカーの違い

まず最初に押さえておきたいのが、A型ベビーカー・B型ベビーカー・AB型ベビーカーのざっくりした違いです。
それぞれ「いつからいつまで使えるか」「どんな使い方に向いているか」が少しずつ違います。
一般的には、A型ベビーカーは生後1か月頃から使えるタイプで、
リクライニングを深く倒してねんねの姿勢をしっかり支えられるのが特徴です。
首すわり前の赤ちゃんでも使いやすいように、クッション性や衝撃吸収、
日よけなどがしっかり設計されているものが多いですね。
一方、B型ベビーカーは腰すわり以降、
生後7か月頃からを目安に使うことを想定したタイプが多く、コンパクトで軽量、持ち運びしやすい点が大きなメリットです。
対面式は少なく、背面式が中心なので、座って外の景色を楽しめる月齢以降に向いています。
AB型ベビーカーは、
A型とB型の中間のようなイメージで、
「新生児から使えて、B型に近い軽さとサイズ感を両立したモデル」のことを指す場合が多いです。
ただ、A型B型AB型の区分や「いつからいつまで」の表記はメーカーやモデルによって違うので、最終的には各モデルの取扱説明書や公式サイトの表示を必ずチェックすることがとても大切です。
A型B型AB型の区分は、JIS規格やSG基準などのルールに基づいていますが、細かい仕様や対象月齢・体重はメーカーごとに差があります。ここでお話ししている内容は、あくまで一般的な目安として受け止めてくださいね。
アップリカのA型ベビーカーとB型ベビーカーの具体的な違いについては、アップリカ製品に絞って詳しくまとめているアップリカA型ベビーカーは何キロまで使えるかと選び方ガイドと、アップリカB型ベビーカーはいつから使えるかの解説記事で、モデル別に整理しています。このページでは、メーカーを問わない「考え方の軸」を中心にお話ししていきますね。
A型ベビーカーいつからいつまで
A型ベビーカーは「新生児から長く使える」と言われることが多いですが、実際には「いつからいつまで」をどう捉えればいいのかが気になりますよね。
一般的には、生後1か月頃から3歳頃まで(体重15kg前後まで)といった表記が多いです。
ただ、保育士として子どもたちを見てきた感覚でいうと、月齢の数字だけでA型ベビーカーの卒業時期を決めるのはちょっと危険だなと感じています。
- 首すわり前か、首すわり後か
- 背もたれにもたれても、上半身がぐらつかず座っていられるか
- おしりが前にずり落ちてこないか
- 体重と荷物を含めて、押し心地に無理が出ていないか
例えば、1歳前後でも体重が軽めで、ベビーカーのリクライニングを少し倒した状態で安定して座れているなら、A型ベビーカーを引き続き使って問題ないケースも多いです。
一方、2歳前後で体重や荷物が増えてきて、
「段差でガタンと大きく揺れる」「ハンドルが重くて片手で曲がりにくい」
と感じ始めたら、A型を卒業してB型ベビーカーやより軽量なモデルへの切り替えを検討してもいいタイミングかもしれません。
「A型ベビーカーはいつまで?」を考えるときは、月齢だけでなく、体重・発達・押し心地をセットでチェックしてあげると安心です。
数字としては「生後1か月〜36か月頃・体重15kgまで」が一つの目安ですが、正確な対象月齢や体重、使い方の条件は必ず各モデルの取扱説明書や公式サイトで確認してください。気になることがあれば、小児科や助産師さんなど専門家に相談しながら決めていくのがおすすめです。
B型ベビーカーいつからいつまで

B型ベビーカーは「腰すわり以降、生後7か月頃から」と書かれていることが多いのですが、実際に乗せてみると「うちの子、まだ早いかも?」と感じるケースもよくあります。
保育士としての感覚では、「生後7か月」というより「自分でしっかり座れるかどうか」が基準になるイメージです。
具体的には、次のような状態かどうかを一つの目安にしてみてください。
- 大人が支えなくても、自分で座位を保てる
- ベビーカーの背もたれを起こしても、頭がガクッと後ろに倒れない
- 長く座っていても、体が左右に大きく傾かない
「B型ベビーカーいつから」の細かいところは、お子さんの発達によって差が大きいです。
同じ7か月でも、ほぼハイハイに近い動きができる子もいれば、じっくりゆっくりペースの子もいます。
どちらが良い悪いではなく、その子のペースに合わせてあげるのが何より大事です。
一方で、「B型ベビーカーは何歳まで・いつまで使うのか」という部分は、
生活スタイルの影響もかなり大きくなります。保育園送迎や長距離移動が多い家庭では、
3歳近くまでしっかり活躍することもあれば、
車移動中心であまり歩かないルートなら2歳前後でほとんど使わなくなることもあります。
B型ベビーカーをいつからいつまで使えるかのより詳しい話は、アップリカの人気モデルを例にまとめたアップリカベビーカーB型はいつから?保育士目線で解説で、腰すわりのチェックポイントや、モデルごとの違いも含めて書いています。
ここでご紹介している月齢や年齢は、あくまで一般的な目安です。実際に使うときは、必ずベビーカー本体の表示や取扱説明書を確認し、不安な場合は小児科や健診の場で相談しながら進めてくださいね。
切り替え時期と月齢の目安

「A型からB型にいつ切り替えるか」は、多くのご家庭で一番悩みやすいポイントかなと思います。
よく見かけるのは「1歳で切り替え」「歩き始めたら切り替え」「B型ベビーカーは7か月からだからそのタイミングで」など、月齢だけで判断してしまうケースです。
保育士としての経験からお話しすると、ベビーカーA型B型の切り替えは、月齢と一緒に次の3つを必ずチェックしてほしいなと感じています。
- 首すわり・腰すわり・背筋の発達(体の準備)
- 体重と身長のバランス(シートに合っているか)
- 生活スタイル(移動手段・荷物量・送迎ルート)
例えば、
1歳前後でも通院やお出かけで長時間ねんねが多いなら、
A型ベビーカーの深いリクライニングが活躍します。
逆に、1歳半を過ぎて「とにかく歩きたい」タイプの子で、
ベビーカーに乗る時間が短くなってきたなら、軽くて持ち運びしやすいB型ベビーカーに切り替えた方が、
親にとっても子どもにとってもラクなことが多いです。
「いつ切り替えるか」は、月齢の目安+発達の状態+生活スタイルの3つを掛け算して考えると、失敗しにくくなります。
このあとで、共働き家庭や保育園送迎ならではの切り替えの目安についても、具体的に整理していきますね。
ベビーカー何歳までいつまで使う

「ベビーカーは何歳まで?」
「A型B型どちらも、いつまで使うのが普通?」という質問も、
園で保護者の方からよく聞かれます。
結論からいうと、
「何歳まで」が正解というより、「どんなシーンでベビーカーを使うか」で卒業のタイミングが変わる
イメージです。
一般的には、3歳頃までを目安にしているベビーカーが多いですが、実際には次のようなパターンがあります。
- 徒歩での保育園送迎が長く、4歳近くまでベビーカーを併用する家庭
- 車移動メインで、2歳頃にはほとんど使わなくなる家庭
- 下の子が生まれて、上の子は早めにベビーカー卒業+下の子がA型に乗る家庭
保育士目線で見ると、「歩ける=ベビーカー不要」ではないということもお伝えしておきたいです。
歩けるようになっても、長距離の移動や、真夏・真冬の過酷な気候の日、
体調が少し心配な日などは、ベビーカーがあることで安全に移動できる場面がたくさんあります。
ただし、対象月齢や体重を超えて使い続けると、フレームへの負担や転倒リスクが高くなる可能性があります。
「まだいけるかな?」と思ったときこそ、一度ベビーカーの取扱説明書や公式情報を見直して、条件を守れているかチェックしてみてください。
数字としての「何歳まで」は、メーカーやモデルによって違います。このページでお話ししている年齢や体重はあくまで一般的な目安なので、正確な情報は公式サイトや取扱説明書をご確認いただき、迷ったときは販売店や小児科など専門家にも相談してみてくださいね。
ベビーカーA型B型切り替え判断
ここからは、実際にベビーカーA型B型の切り替えを考えるときに、「どこを基準に判断すればいいか」を具体的に整理していきます。
対面式から背面式への切り替えタイミング、共働き家庭ならではのポイント、2台目ベビーカーを買うかどうかの判断軸、ベビーカー卒業の目安など、リアルな日常をイメージしながらチェックしてみてください。
対面いつまで前向きいつから

A型ベビーカーを使っているときに悩みやすいのが、「対面式はいつまで?」「前向きはいつから?」という切り替えタイミングです。対面式は、お互いの顔が見える安心感があり、特に首すわり前〜1歳前後までは心強いですよね。
保育士としての感覚では、「対面いつまで?」の一つの目安は、子どもが前を向きたがるかどうかです。
例えば、対面にしているときに
- しょっちゅう体をひねって後ろ(進行方向)を見ようとする
- 腰すわりがしっかりしていて、前の景色に興味津々
- 対面より前向きの方がご機嫌で乗っていられる
といった様子が見られたら、前向きにチャレンジしてみてもいいタイミングかもしれません。
一方で、環境によっては対面のままの方が安心なケースもあります。
例えば、車通りが多い道や、工事が多いルート、道が狭くて人の行き来が激しい場所などでは、
対面にしておくことで表情の変化に気づきやすく、危険にも気付きやすくなります。
前向きいつからに正解はありませんが、「子どもが前を見たがるタイミング」と「ルートの安全性」をセットで見て、シーンに合わせて対面と前向きを使い分けるのがおすすめです。
アクビィプラスMAとビングルbbやスゴカルとランフィの比較記事についての記事がサイト内にあるので商品の比較も見てください。詳細な記事なので参考になると思います。
共働き送迎の切り替え目安

共働きで保育園送迎をしていると、ベビーカーA型B型の切り替え時期は「発達」だけでなく「親の体力」と「時間の余裕」にも大きく関わってきます。
朝のバタバタ時間帯に、重たいA型ベビーカーを階段で上げ下ろしするのは、正直かなりハードですよね。
共働き家庭で切り替えを考えるとき、私がおすすめしているのは次のようなチェックです。
- 送迎ルートに階段・坂道・段差がどれくらいあるか
- 片手で押す場面(上の子の手をつなぐ、荷物を持つなど)が多いかどうか
- 子どもの体重+荷物+ベビーカー本体の合計重量が、親の負担になっていないか
例えば、
「ベビーカーが6キロを超えると階段でかなりきつい」「駅までの坂道で毎日ゼーハーしている」
という状態なら、子どもの発達がB型ベビーカーOKのラインに来たタイミングで、軽量なB型やセカンドベビーカーに切り替えるメリットはかなり大きいです。
ベビーカーの重さと共働き送迎の相性については、実際の通勤ルートをイメージしながらまとめたベビーカー6キロは重い?保育士が伝える判断基準で詳しく解説しています。A型を使い続けるか、軽量B型や2台目ベビーカーを検討するかの判断にも役立つと思います。
ベビーカーA型B型の切り替えを「我慢比べ」にしてしまうと、親の体も心も削られがちです。「安全」と「快適」と「時短」がバランスよく両立できるラインを、送迎ルートと発達の状態を見ながら探していきましょう。
2台目ベビーカー切り替え時期

最近は、「A型を買ったあとに、2台目としてB型ベビーカーを追加する」というパターンも増えています。
いわゆるセカンドベビーカーですね。「2台も必要かな?」と迷う方も多いのですが、ライフスタイルによっては2台持ちの方がトータルでラクになる家庭もあります。
2台目ベビーカーを検討するタイミングとしては、次のようなサインが目安になります。
- 今のA型ベビーカーが重くて、短時間の外出が億劫になってきた
- 保育園送迎と休日のお出かけで、求める機能が違う
- 電車やバス移動が多く、コンパクトにたためるB型があると助かりそう
例えば、「送迎はA型で安定重視、休日や実家への帰省は軽量B型で機動力重視」といった分け方もあります。
A型を最後まで使い切るのも正解ですし、B型に早めに切り替えて2台をシーンで使い分けるのも正解です。
大事なのは、「2台持ちはぜいたく」ではなく、「毎日の負担を減らして安全に移動するための投資」と考えてみることかなと思います。結果的にお出かけのハードルが下がって、親子ともにストレスが減るなら、それも立派なコスパですよ。
もちろん、予算には限りがあるので、買い替えの優先度を上げるかどうかは、家計と相談しながら決めていきましょう。数字や価格の情報は日々変わるので、具体的な金額や最新モデルについては、必ず公式サイトや販売店の情報も合わせてチェックしてみてくださいね。
ベビーカー卒業時期と歩き始め
子どもが歩き始めると、「もうベビーカー卒業かな?」と考えたくなりますよね。
実際には、歩き始め〜2歳頃は「歩きたいけど、すぐ疲れる」時期でもあり、ベビーカーと徒歩を行ったり来たりすることが多いです。
保育士として感じるのは、「歩き始め=ベビーカー卒業」ではなく、「ベビーカーの使い方が変わる時期」というイメージでとらえるとラクになるということです。
- 0〜1歳:ベビーカーがメインの移動手段
- 1〜2歳:歩き+ベビーカーを状況に応じて併用
- 2〜3歳:長距離や混雑時だけベビーカーを使う場面が増える
特に、保育園の行き帰りは、子どもが疲れている時間帯にあたります。
朝は眠気でふらふら、夕方は保育園でめいっぱい遊び切ってクタクタ…という状態で、毎日長距離を歩かせるのは現実的ではないことも多いです。
「自分で歩いてほしい」と思う気持ちもとてもよく分かるのですが、安全第一で考えるなら、
車通りの多い道や、暗くなる時間帯の帰り道では、無理せずベビーカーや抱っこを併用してあげてくださいね。
ベビーカー卒業時期についても、ここでお話ししているのはあくまで一般的な目安です。最終的な判断は、お子さんの体力や性格、家庭の生活スタイルを踏まえて決めていくのがいちばんです。不安があれば、小児科や保健センターなどで相談してもらうと安心ですよ。
ベビーカーA型B型切り替えの結論
最後に、ベビーカーA型B型の切り替えについて、保育士としての経験から感じている結論をまとめておきますね。
「A型がベスト」「B型がベスト」という正解はなく、ベビーカーA型B型の切り替えは、
子どもの発達段階と家庭のライフスタイルを掛け合わせて決めるのがいちばん安全で現実的だと考えています。
- 生後〜腰すわりまでは、A型やAB型ベビーカーの深いリクライニングで「安全に支える」ことを最優先に
- 腰すわり以降は、「座って景色を楽しめるか」「前のめりにならずに座れるか」を見ながらB型への切り替えタイミングを探す
- 共働き・保育園送迎がある家庭では、「親の体力」「時間の余裕」「ルートの安全性」も重要な判断材料にする
- 2台目ベビーカーは、「毎日の負担を減らすための道具」として必要かどうかを検討する
そして、どのタイミングを選ぶにしても、
数字はあくまで目安でしかないということも忘れずにいてほしいなと思います。
取扱説明書に書かれている対象月齢・体重・使用条件は、安全性の検査に基づいたとても大事な情報です。
必ず目を通したうえで、「うちの子の場合はどうかな?」と一人ひとりの発達や体格に合わせて考えていきましょう。
このページでお話ししている月齢や体重、使い方の例は、保育士としての経験にもとづいた「一般的な目安」です。正確な対象月齢・体重・使用条件は、必ず各ベビーカーの取扱説明書や公式サイトで確認してください。実際の判断に迷う場合は、小児科や助産師さん、自治体の保健師さんなど専門家に相談しながら決めていくのがおすすめです。
ベビーカーA型B型の切り替えは、一見むずかしく感じますが、「安全」「快適」「時短」をバランスよく両立できるラインを意識していくと、あなたの家庭にとってちょうどいい答えが見えてきます。この記事が、あなたとお子さんの毎日の移動が少しでもラクで安心な時間になるきっかけになればうれしいです。


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